女性ホルモンが原因で両方の頬や、上口唇などに左右対称に広がる
濃いくすみの肝斑は、放っておくと色が濃くなってしまいますので
早めにクリニックに行って治療をしなければいけません。
しかし、通常のしみとは違い、肝斑へのレーザー照射は
逆に色が濃くなったり、まだらになってしまう可能性がありますので
いきなり照射をするのではなく、まずはビタミン剤の服用や
塗り薬が中心の治療になります。
そして、治療をある程度行っていった後の、残りそうなしみに対して
レーザー治療などを行っていくのです。
顔にしみが出来てしまうと、直ぐにクリニックに行って
レーザーをしなくてはいけないと思う人も沢山いるでしょう。
しかし、症状別によって、治療の仕方は全然違うのです。
美容クリームや化粧品でも対策できるものが出てきてはいます。
ですが、やはり気になる場合は病院での治療が確実です。
病院に行けば、塗り薬で改善する場合は、その薬をもらうこともできます。
その方が、市販の美容クリームなどよりも効果が良くみられることがあります。
とにかく、自己流で改善策をいろいろ試みるのも良いですが、病院でまず
診察してもらえば、確実な治療をすることができるでしょう。
そうすることで、早く治る可能性も高まります。
それに案外、病院に行って薬を処方してもらう方が、市販の薬を
買うよりも安くて確実に改善することが多いです。
病院って初診料もかかるし高くつくって思う人も多いですが、
確実な方法でアプローチすることができ、薬も必要な分だけなので
案外安上がりなことがあります。
普通のシミとはどう違う?「肝斑」のシミの特徴
肝斑は皮膚にできる色素斑(しきそしみ)の一つで、その形が肝臓に似ていることからそう呼ばれるようになりました。
眼の外側にできることが多いですが、下顎や上唇にもできることがある左右対称にできるシミです。
30代から40代の黄色人種にできることが多くその原因はまだわかっていませんが、閉経すると自然に治ることもあります。
顔をよく触る人に出やすい傾向がありますので、洗顔するとき等ゴシゴシ洗わないように気をつけましょう。
肝斑治療には飲み薬であるトラネキサム酸やビタミンC等があり、内ビタミンCには保険が適用します。
塗り薬もあり、やはりトラネキサム酸、ビタミンC、トレチノイン治療があります。
他にはピーリングもあり、ケミカルピーリングやウェットピーリングの治療法も用いられます。
イオン導入ではトラネキサム酸とビタミンC、レーザー治療、プラセンタ注射等様々な治療法があるので選ぶことができます。
しかし普通のシミ治療に使われるレーザー治療や光治療は、肝斑には逆効果になるので注意が必要です。
レーザートーニングと呼ばれるレーザー治療は肝斑治療の最先端の治療法です。
ビタミンC治療以外の治療は保険が適用されないため、自由診療となり高額な治療になります。